わたくし、毎年、年頭にその年の目標を立てています。
今年の目標のひとつに、「本を20冊読む」を掲げたわたくし。
早速1冊読んだので書評をば・・・。
2019年1冊目はこちらです→「逆」引き寄せの法則
イメージが現実を作る
私は36歳で結婚したんですが、夫ケイシーとお付き合いを始めた時点で35歳、堂々たる晩婚です。
こう見えて(見えてないけど)20代はほとんど恋愛を切らさなかった私ですが、もともと器量良しでもなかったので、30代になるととたんに世間の風あたりは強くなりました。
それまでの自分では、出会いはあっても恋愛に発展しないのです。
今考えれば理由は簡単で、20代の私は気ままな恋愛相手を探す市場にいたのに、30代になるなりなんの準備もなく婚活市場に繰り出したせい。
婚活市場では、男女ともに相手を見る目は現実的でシビアで、それまでの「面白そう」だけで乗り切ってきた私なんぞ、綺麗どころ揃いの婚活市場では石ころみたいなもんでした。
(別にそれは悪いことじゃない。ただ、市場というか、漁場というか、場が違っただけ。)
女友達とともに合コンやらパーティに繰り出して撃沈しては、女子会で何とか明日への希望を取り戻す日々…。
そうなってくると、30代半ば頃には俗にいう「独身をこじらせた」状態になり、そのこじれた女子の何割かは、私のように世にいうスピリチュアル方向に進んだりします。
神仏に祈りをささげる者、何かしらのお守りグッズに貢ぐ者、などなどいる中、私が出会った一冊の本は、「ザ・シークレット」
この本に書かれていた”秘密”こそが引き寄せの法則でした。
引き寄せの法則、つまり、自分の欲しい現実を引き寄せる方法が書かれているのです。
この手の本を読むと、大抵の場合、量子力学から始まり、「思考と同じ周波数の現実が引き寄せられるのだから叶えたい現実がすでに叶ったテイで暮らすべし」そして「マイナス思考をしているとマイナスな現実を引き寄せるからプラス思考を保つべし」といったことが書かれています。
初めて目にすると、ちょっと怪しいような、スピリチュアルな話にも見えるのですが、じっくり取り組むとこれは至極当然のことだとわかります。
本当に、イメージが現実を作ります。
例えば。
私は学生時代にスキーサークルに所属していたんですが、そのサークルで特に情熱をもってスキーに取り組んでいたE先輩。
夏の間、スキーができないとき、何本も何本もプロスキーヤーのビデオを見て部屋の中でイメージトレーニングを繰り返したそうです。
そうしてやってきたシーズン。
満を持して滑り出したところ、雪上練習は昨シーズン以来なのに、昨シーズンとは段違いに上手に滑れたそうです。
以来サークル男子の中ではイメトレの重要性が見直され、多くの男子が夏のイメトレで冬の技術を磨いたのです。
これも「イメージが現実を作った」例だと思います。
あるいは。
先日TVで、ZOZOの前澤社長が、稼いだお金を全く貯金せずにすべて使うことについてなぜかと問われ、
「使えば使うほど増えることを知っているから」
と答えていらしたのですが、これもイメージが現実を引き寄せているのだと思います。
一般的にはお金は使えばなくなるものと思われており、誰もが「お金を使ったからお金が無くなった」とイメージしながら使い、実際にそのような現実を引き寄せています。
でも前澤社長は(おそらく経験の中で作り上げたイメージなのでしょうが)「使うほどお金は増える」とイメージしながら使っており、実際にお金が増える現実を引き寄せているのです。
さらに。
実はかくいう私の夫も、イメージにより引き寄せられた人です。
全く出会いの気配もなかったころ、私はノートにどんな人と結婚するか具体的に列記していました。
例えば、「男兄弟のいる人」「手が大きい人」「身長が165㎝以上の人」「身長が175㎝未満の人」「声が低い人」「一緒に山に行く」などなどなどなど、特徴や、どんなデートをしたいかなど、思いつくままに書いていたのです。
そして出会い結婚した夫。
結婚後に偶然ノートを見つけて読み返したら95%はその通りの人でした。
これも、ノートに書くことで刻み込まれた潜在意識が現実を引き寄せたのだと思います。
「ポジティブ」に追いつめられる
なるほど、イメージが現実を作る。
ここまで納得できれば実践あるのみ!
となるのですが、ここで難しいのが「マイナス思考も現実化される」ということ。
プラス思考が即現実化されれば問題ないのですが、実際には思考が現実化するまでにはタイムラグがあります。
このタイムラグの間に不安になったり、あるいは何かマイナスのことがよぎることが当然あります。
すると、「いけない!こんなマイナスなことが現実化されたら困るわ!ポジティブ、ポジティブ!」と必死に思考修正をするわけです。
これを繰り返していると、だんだん、「マイナスでいられないプレッシャー」に追いつめられてしまいます。
気づけば、叶えたい現実のイメージを持つことよりも、マイナス思考を排除することにばかり忙しくなっていたり…。
最後には、こう言うのです。
「イメージしてもなかなか叶わないのは、やっぱりマイナス思考がよぎるからかな。」
そして、よぎったマイナス思考が現実化され、イメージが叶わないまま、という負のループに…。
ネガティブがポジティブを輝かせる。ネガティブはあるがままに。
そこで登場するのが本著、「逆」引き寄せの法則です。
本著で紹介されている引き寄せの方法では、ポジティブだけにフォーカスするのではなく、ポジティブと表裏一体の関係にあるネガティブを認め受容することで、叶えたい現実を引き寄せます。
○ネガティブとポジティブは単なる陰陽で、どちらも悪くなく同じ価値である。
○陰があるから陽が輝く、ゆえに陰を否定しては陽は輝かない。(ネガティブを受容することが大事)
と著者MACOさんは述べています。
つまり、もう、マイナス思考を必死で追い出したり、蓋をする必要はないのです。
マイナス思考もまた湧き出るままに見つめ、ただ受容する。
「マイナスでいられないプレッシャー」を長く抱えた人ほど、まだまだアンチマイナス思考癖があるので難しいですが、でもだいぶ気楽になるのではないでしょうか。
私自身はだいぶ気が軽くなりましたし、叶えたいイメージについても、以前のようにしがみつくような持ち方ではなくふんわりと抱えることができるようになり、イメージの持続性が増したように思います。
引き寄せの法則は知ってるけど、どうしてもマイナス思考を追い出せない人は一読してみてはいかがでしょうか?
計算と時間軸を超えた超意識で生きる!!
はい、一気に怪しいタイトル。
今回本著を読んでみて、私が一番心に残ったことがこれでした。
でもこれ、たとえ怪しいとしても、あるいは万が一嘘っぱちだとしても、やってみるのは悪くないと思います。
簡単に言うと、
○顕在意識による計算や、あるいは常識に捕らわれると、現実化に制限がかかる。ゆえに、計算や常識を超越した意識で生きること(ただし、前提として宇宙は「みんなでともに良くなる」ことを望むので、常識外れ=やり放題 とは違う)
○時間は線ではなく点。過去が今を、今が未来を創るのではなく、新しい今が瞬間瞬間生まれている。今とは全く違う今が、次の瞬間に生まれることも当然ある
ということ。
いずれも、これから起こる現実の制限を外すために必要な意識の持ち方です。
引き寄せの法則を使う人はもちろん、そうでない人も、自分自身が自由になり、より良い人生を創り出すためにとても良い意識の持ち方だと思います。
さて。
2019年、引き寄せの準備は整いました。
マイナス思考はさらっと見つめて受け入れて、時間軸にとらわれず自分軸で、新しい世界を作っていこうと思います!
ご参考いただければ嬉しいです♡
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